DIGITAL TRANSFORMATION

住友重機械グループのDX

住友重機械グループは、DXビジョンとして「デジタルの力で、世界中の現場を快適に、携わる人々を幸せに」を掲げ、DX活動指針のもと企業活動を展開します。

DXグランドデザイン

住友重機械グループは、「住友の事業精神」ならびに当社グループの「経営理念」に基づき、グループDX推進の長期の考え方として「DXグランドデザイン(戦略の基となる考え方)」を策定し、2023年1月に公開しています。

DX活動指針

デジタルの力による事業収益力の強化および社会課題解決に取り組むべく、「DXグランドデザイン(戦略の基となる考え方)」および「中期経営計画2026」に基づき、2025年2月にDX活動指針を制定しました。
DX活動指針に従い、「業務プロセスの高度化・簡素化」「一流商品・サービスの創出」を実現するとともに、「企業の社会的責任」を遂行します。具体的には、以下の5つの活動指針のもと、DXを推進します。

1.バリューチェーンの変革

エンジニアリングチェーン、サプライチェーン、サービスチェーン等のバリューチェーン上の業務の高度化を進めることで、私たち自身やステークホルダーのみなさまへ価値を届けます。

2.社員一人一人に対するデジタルツール/データ活用促進

社員一人一人のリテラシー向上により業務生産性を高めるとともに、データ活用により業務品質を高めます。

3.稼働機械IoTによる顧客サービス向上

稼働中の当社製品に関連するデータの収集・活用により、主にアフターサービスに関する顧客価値創出を推進します(例:異常検知、予知保全、最適運転支援)。

4.データ/AIによる環境認識及び機械制御の進化

稼働中の現場のリアルタイムデータを用いた環境認識や機械制御により、顧客価値創出を推進します(例:運転/操作支援、高度且つ簡便(自動、自律、最適、無(省)人、安全、協調…)な運転/操作)。

5.環境・安全対策

カーボンフットプリントの見える化などの環境課題や、セキュリティ対策(製品・工場セキュリティ、各種SIRT体制構築(SIRT: Security Incident Response Team))などの安全課題に、取り組みます。

DX戦略

「DX活動指針」ならびに、それを推進するための「主要なDX推進活動」をあわせたものとして、「中期経営計画2026」におけるDX戦略を策定しています。

主要なDX推進活動

グループITガバナンス

当社グループでは、2025年1月に「住友重機械グループITガバナンス基本方針」を制定、公表しています。当基本方針に基づき、DXについて統括するICT本部が中心となり、事業セグメントの各部門と協議しながらDXを推進しています。経営戦略委員会で定期的にDX戦略や取り組みの進捗を審議し、事業収益力の強化および社会課題解決に向け推進しています。

DX人材育成・マインド醸成

当社グループではDX推進のために従業員一人ひとりが自分ゴト化するための人材育成やマインド醸成のために、「学び」、「プロジェクトを実践」し、その「結果・成果等を共有する(互いに学び合う)」、一連のプロセスを促進しています。

(1)DX・デジタル教育

実現すべきサービス・商品・プロセスを構想するためのビジネススキル、新たなデジタル技術に適応しグローバルに技術革新を進めていくためのデータ活用スキルとIT活用スキルの3つのスキルカテゴリーで、DX人材の教育・育成プログラムを社内で実施しています。

(2)DXの社内活性化

DX推進のツールとして、当社グループ内にポータルサイト「つながるDX」を開設し、グループ全体の共有財産(DX推進コンテンツ)として有効活用しています。活用を促進するために、ビジネスインテリジェンス・ツール(BIツール)や生成AIのコミュニティやユーザー会をつくり、部門を超えた学び合いの場を設けています。企業内ソーシャルメディアも活用し、グループ全体での気軽な情報交換を進めています。

デジタル基盤・環境整備

当社グループ全体でのデジタル変革を促進するため、お客様や従業員向けのデジタル基盤や環境を整えています。

(1)SHICuTe®

当社グループの製品群を横断して機能開発ができる共通基盤プラットフォーム「SHICuTe(シキュート)」を構築し、データに基づく価値創出によりIoTを推進します。

(2)SHI DataLink

当社グループでは、データドリブン型のリアルタイム意思決定をするための共通基盤を構築しています。当社グループ内コミュニティ「SHI DataLink事務局」を運営し、BIツールやデータウェアハウスに関するイベントやヘルプデスクを通じて、利用者のサポートを行っています。

(3)Microsoft365(情報共有基盤)

当社グループはMicrosoft 365 を情報共有の基盤として採用し、「365NOW!!」の名称を付け、情報活用を推進しています。従業員が同基盤を通じて自己解決できるように、教育コンテンツを充実させて、また従業員同士が知識を共有できるコミュニティを作っています。

DXプロジェクト推進活動

DXプロジェクトの始動や加速に向け、ICT本部が主体となって支援しています。

(1)DXプロジェクト支援

事業セグメントや事業部門のサービス開発から現場改善まで、DXに関する企画・PoC(Proof of Concept、概念実証)を支援します。事業セグメントや事業部門が、DXのノウハウを獲得し最終的に自走することを目標に活動しています。

(2)IoT推進

IoTを活用したアフターサービスの強化をするため、各事業セグメントおよび部門と協力し、企画・設計・開発を進めています。グループ共通基盤「SHICuTe®」を活用し、IoTを推進しています。

DX推進の達成度を測る指標

DX戦略において、「DX活動指針」と「DX推進活動」のそれぞれに、達成度測定指標や目標値を設定しています。
達成度測定指標の例:

  • 「バリューチェーンの変革」:完了したプロジェクトの件数。
  • 「稼働機械IoTによる顧客サービス向上」:顧客価値創出した商品・サービスの件数。