廃棄物発電プラント
地域の廃棄物処理に対する標準化ソリューション
当社はWoima社(フィンランド)とパートナーシップを結び、ストーカ燃焼方式を採用した廃棄物発電所を提供しています。wasteWOIMA®ソリューションは、工場で組み立てられたコンテナサイズのモジュールからなるプレハブ式プラントです。信頼性が高く、高品質かつコスト効率に優れた設備を簡単に建設でき、短期間での商業運転開始を実現します。
世界の都市ごみ排出量は年間約20億トンで、そのうち70%超は、いまでも埋め立て処理されており、その埋立処分場は往々にして非衛生的な場所となっています。このように地域で発生する廃棄物を処理しながら発電や熱供給を行うことは、環境負荷を減らし、化石燃料への依存を減らすことにつながります。
特長
- 1地域の廃棄物を活用した分散型ソリューション
中小都市にとってwasteWOIMA®は、地域の廃棄物処理と低炭素なエネルギー供給を同時に実現できます。小規模な分散型ソリューションであるため、一か所に集約された大規模焼却炉で生じる廃棄物輸送に関わる課題、コストおよびカーボンフットプリントを削減します。消費者に近い場所でエネルギーを生産すれば、電力や熱の損失を低く抑えることができます。
- 2プレハブ式モジュールによる短期間設置
wasteWOIMA®はプレハブ式モジュールプラントで、予め工場で組み立てられたコンテナサイズのモジュールを世界中のどこへでも簡単に輸送可能、というコンセプトで設計されています。ユニークで妥協のないコンセプトにより、信頼性が高く、高品質かつコスト効率に優れた設備を提供しています。現地に搬入後、建設、試運転まで通常4か月以内、発注から商業運転開始までの全工程は通常15~18か月です。
- 3地域の熱および電力需要にフィットする設備容量
wasteWOIMA®プラントは、人口10~50万人程度のごみ収集エリアに対して年間3~20万トンのマテリアルリサイクル不可能な廃棄物を、低炭素な電力や地域冷暖房、産業用プロセス蒸気(または組み合わせ)に変換します。
プラントは最大4系列まで併設可能で、1系列当たり、年間3~5万トンの廃棄物をエネルギーに変換できます。- 電力3.4 MW
- 電力3.0 MWと熱10 MW
- 蒸気17.9 t/h(400 ℃/40 bar)
- 4高度なプラント自動化、標準化された運転とメンテナンス
wasteWOIMA®プラントは、発熱量7~22 MJ/kg、含水率最大55%までの有害物ではない固形廃棄物やバイオマス燃料を利用できます。燃料の質や量の変化に合わせて自動調整しながら、安定したエネルギー供給が可能です。
高度なプラント自動化、標準化された運転とメンテナンスによって、高いプラント稼働率を実現するとともに、オペレータ必要人員と運転コストを削減します。wasteWOIMA®プラントの耐用年数は30年で設計されています。