バグフィルタ式排ガス処理装置
現代の環境問題に対応
当社では、厳しくなりつつある環境規制に対処できるよう、新設および既設設備を支援する包括的ソリューションを提供しています。多数の燃焼プロセスを取り扱ってきた経験をもとに、お客様のボイラ設備に最適な排ガス処理システムをご提案いたします。
バグフィルタは、ばいじんの排出量を減らすことができ、特にPM2.5やPM10のような粒子状物質の捕集に適しています。乾式吸着剤注入法(DSI)および活性炭注入法(ACI)は、乾燥した吸着剤を排ガスダクトへ直接注入することで、酸性ガス、水銀、ダイオキシン類(PCDD/PCDFs)の排出量を削減する方法です。バグフィルタと乾式吸着剤注入法(DSI)および活性炭注入法(ACI)の組み合わせにより、最適な排ガス処理性能を提供します。
特長
- 1シンプルかつ設置コストを抑えた装置
DSIおよびACIは、乾燥した吸着剤を用いて排ガスダクト内で環境汚染物質を捕集します。その後、吸着剤は電気集塵器やバグフィルタなどで除去されます。少ない設備投資で排出基準を満足することができるシンプルな方法です。
- 2吸着剤の注入位置にノウハウがあります
最適な吸着剤注入位置を判断することで吸着剤の消費量を必要最小限にしながら、排出基準を満足することができます。長い経験と数値流体力学計算を基に、案件ごとに評価を行っています。
- 3粒子状物質を制御します
バグフィルタは、ばいじんの排出量を削減し、特にPM2.5やPM10のような微粒子を捕集します。当社バグフィルタの特徴は、
- 分離効率99.99%超
- 最大10mの長尺ろ布を使用して設置面積を抑えます
- 圧力を抑えた中低圧エアパルス洗浄で、ろ布の長寿命化を図ります
- 最適ノズルサイズレイアウトのエアパルス空気分配器を使用することで、すべてのろ布を均一に洗浄します
- 4DSI/ACIとバグフィルタを組み合わせるメリット
バグフィルタ前段で注入された吸着剤がフライアッシュと混交し、バグフィルタ内のろ布に積層してばいじん層ができることで汚染物質と吸着剤の接触が大幅に増えます。これにより吸着剤の消費量を抑えることができます。また、捕集された吸着剤の再循環システムを追加することも可能で、これらにより運転コストが削減できます。