安全衛生

基本的な考え方

住友重機械グループは、労働安全衛生に関する方針として「住友重機械グループ安全衛生基本理念」を掲げ、従業員、構内外協力員を含む全ての関係者の安全衛生の確保に努めています。その大方針のもと、2010年度から安全衛生改革基本計画を策定し、労働災害防止と社員の健康増進に向けた取り組みを強化しており、2024年度からは第5次実行計画に基づいて活動を推進しています。

住友重機械グループ 安全衛生基本理念

住友重機械グループは、人間尊重の精神に基づき、健康で安全・安心して働ける快適な職場をつくるため、労使協力してすべての働く人が「安全最優先」で行動する。

安全衛生推進体制

組織図

会社と労働組合の安全衛生に関する協議機関として、人事担当役員を議長とする中央安全衛生協議会を設け、安全衛生管理組織や基本的施策を協議するとともに、事業所・事業部門の安全衛生委員会で各施策を実施・フォローしています。また、安全衛生担当者会議では、労働災害防止に向けた基本方針・施策の立案・実施と安全衛生に関する主要事項の調整・統一をおこなっています。

主な取り組み

ISO45001の外部認証取得拡大

労働安全衛生マネジメントシステムの確実な運用を図るため、拠点毎にISO45001の外部認証取得を進め、国内主要製造拠点の約67%で取得を完了しています。(2023年実績)

設備・機械の安全化

作業者への作業手順教育などに加えて、作業者がミスをしてもケガをしない、安全に配慮した機械・設備とするために、予算時にリスクアセスメントの評価を考慮した予算化を積極的に進めており、労働災害が発生しない作業環境を目指しています。

切断加工機

  • 指が入らないよう既存モーターカバーを改造
  • センサー付きインターロックガードに変更
  • 加工品の取り出しを可動式に変更

施削加工機

  • 加工中にガードが外れた場合、機械が自動停止
  • 安全センサーが無効化した場合、警報が作動

安全教育

一人一人が危険を予知しリスクを回避しなければ災害はなくなりません。作業者の危険予知能力を向上させるために、安全衛生教育に危険体感訓練やバーチャルリアリティーを使った教育カリキュラムを導入しています。2020年度からは、高圧ガスの危険感受性を高めるとともに作業手順の重要性を理解させるために、エアシリンダーに手指が挟まれた場合の危険を実感できる装置を導入し教育を実施しています。

安全体感訓練の様子
エアシリンダーで指に見立てた割りばしが折れる様子

2023年度 労働災害発生状況※1

労働災害発生件数[件] 災害度数率※2[%]
従業員・派遣社員 10 0.32
協力員 10 0.79
20 0.46
  • ※1対象範囲:住友重機械および国内グループ会社
  • ※2災害度数率:災害発生頻度(100万のべ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数)