メンブレンパイプ式超微細気泡散気装置 ミクラス®
下水処理場の消費電力を低減し、省エネ化を実現します
下水処理場に流入する汚水に微細な空気の泡を吹き込むことで、微生物に酸素を供給し、汚水を浄化する装置です。
下水処理場では、この酸素供給のために電力の30%以上が使用されています。ミクラスは従来の散気装置よりも微細な泡を作り出し、効率よく酸素を供給することで、使用電力を低減することができます。また、高い耐久性や容易なメンテナンス性といった特長を有しています。
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特長
- 1優れた曝気撹拌機能
高い酸素移動効率による省エネ効果と、最適配置による確実な撹拌性能を両立させています。
- 2高い耐久性
負荷が均一になる円筒形状と耐熱・耐薬品性に優れた特殊シリコンゴムの採用により、高い耐久性を確立しています。長期間の安定運転が可能です。
- 3容易なメンテナンス
散気装置の更新時には、本体をそのまま使用し、メンブレン(散気膜)のみを交換することが可能です。そのため、低コストでの更新および長寿命化が可能です。
- 4経済的な施工性
非常に軽量であり、散気装置を空気供給管に取り付けるだけで設置することができます。散気装置用架台などは不要です。
- 5設計時の自由度向上
直径66mm、長さ2,200mmとコンパクトなつくりのため、配置における制約が少ない構造です。
構造・材質
散気装置は一体成形されたポリプロピレン製の本体と、微細なスリットを有する耐熱・耐薬品性に優れた特殊シリコンゴム製のメンブレンで構成されています。
原理
- 散気時
空気供給管から、本体の空気分配溝へ空気が供給され、メンブレンが膨らみます。
メンブレンのスリットは側面のみにあり、気泡の会合が少なく微細な気泡が均一に発泡する構造となっています。 - 停止時
散気停止時は、水圧により本体にメンブレンが張り付き止水します。このため、汚水がメンブレンに浸入することが少なく、スリットの目詰りが起こりにくい構造となっています。
製品ラインアップ
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