プラスチック押出成形機の事業強化
2000年10月26日
住友重機械工業株式会社(社長 日納義郎)は、シービーシー株式会社(本社 東京都中央区、社長 土井宇太郎)の子会社で、押出成形機メーカーのシービーシーテック株式会社(本社 横浜市港北区、社長 市川勝洋)の全発行済み株式を取得することで合意しました。10月20日に株式譲渡契約を締結し、10月末に全株式を取得します。
シービーシーテックは、押出成形機専業メーカーとして培った技術力と、幅広い品揃えを有し、当社とは市場および製品構成が補完関係にあることから、今後、両社の販売力、技術力を生かした市場開拓を進め、住重グループとして押出成形機分野で世界の主要メーカーに対抗し得る市場競争力と事業規模を目指します。
シービーシーは住友重機械工業に技術開発および製造を譲渡しますが、今後も販売面で提携し協力します。
シービーシーテックは2000年11月1日より、新社名、新体制でスタートする予定です。なお、シービーシーテック社のブランドである「モダンマシナリー」はそのまま継承します。
(シービーシーテックの概要)
社名 (現在)シービーシーテック株式会社
(2000年11月以降)エス・エイチ・アイ モダンマシナリー株式会社(仮称)
本社 神奈川県横浜市港北区新吉田町2720-1
社長 市川勝洋(現在)
設立 1955年10月
資本金 150百万円
従業員数 約90名
売上高 34億円(1999年度)
事業内容 プラスチック押出成形機の設計、製造、販売
(住重の押出成形機事業についての概要)
当社の押出成形機事業は1966年、自社開発により押出ラミネータの1号機を納入が始まりで、以来「住友の押出ラミネータ」として市場で評価されています。食品など各種の包装資材用の押出ラミネート装置、無溶剤式のラミネート装置であるロールコータ、ラップフィルム製造用のTダイ式フィルム製造装置の3機種を中心に国内外に展開しています。
売上規模 約20億~30億
工 場 千葉製造所(千葉市稲毛区)
販売機種 ラミネート装置、フィルム製造装置、押出機