製鉄プラント事業の統合について
2001年11月26日
NKK[日本鋼管株式会社](社長:下垣内洋一)、住友重機械工業株式会社(社長:日納義郎)、
日立造船株式会社(社長:重藤毅直)の3社は、このたび、2002年4月に各社の製鉄プラント事業のエンジニアリング部門をスチールプランテック株式会社(以下JSP、社長:藤原義之)に集約し、製鉄プラント事業を包括的に統合することで合意しました。
本年2月にNKK・住友重機械・日立造船の3社は製鉄プラント事業の分野において広範な提携を進めていくことで合意し、3月に各社の営業部門を集約した販売会社JSPを設立しました。その後も3社は将来の事業統合に向けた検討を進め、今回の合意にいたりました。
製鉄プラント事業を取り巻く環境は、マーケットの縮小や海外巨大メーカーの出現により競争が一層激化しています。このような状況下にあって、更なる営業力の強化、技術力およびコスト競争力の向上が不可欠との共通認識から、エンジニアリング部門を当初計画より1年早くJSPに集約します。
各社は長年にわたって、製鉄プラント事業の分野において多くの実績を持ち、国内外の顧客から高い信頼と評価を得てまいりました。
・ NKKは製銑、製鋼から鋼板プロセスライン、条鋼圧延までの一貫した商品を国内外の顧客に提供しており、また、次世代型の環境対応技術にも注力しております。
・ 住友重機械は、主として製鋼、鋼板プロセスおよび条鋼圧延分野で、トップレベルの製鉄設備技術を持ち、連続鋳造設備、スキンパスミル、テンションレベラー、および棒鋼・線材圧延機等、各種製鉄設備を国内外の顧客に提供しております。
・ 日立造船は、主として製銑、製鋼および条鋼圧延分野において、焼結設備、ペレタイジング設備、連続鋳造設備、および形鋼圧延機等、トップレベルの各種製鉄設備を国内外の顧客に提供しております。
今回の事業統合により、JSPは21世紀の世界市場における確固たる事業プレゼンスを確立し、多様な顧客ニーズに迅速に対応し、より一層顧客から信頼される設備とエンジニアリングの提供を行ってまいります。
□ スチールプランテックの概要
(1) 社 名 : スチールプランテック株式会社 (英文名称:JP Steel Plantech Co.)
(2) 統合時期 : 2002年4月1日 (設立日 2001年3月8日)
(3) 統合場所 : 東京 / 神奈川地区
(4) 資本金(統合後) : 10億円
(5) 出資比率 : NKK34%、 住友重機械工業33%、 日立造船株式会社33%
(6) 代表者 : 代表取締役社長 藤原義之(NKK 常務 総合エンジニアリング事業部 プラントエンジニアリング本部長)
(7) 人数(統合時) : 約180名
(8) 事業規模 : 約240億円
(9) 主な事業内容 : 国内及び海外市場向けの製鉄機械設備の販売及びエンジニアリングサービスの提供
□ 各社問合せ先:
NKK 秘書部 広報企画グループ
担当:山岡 TEL:03-3217-2138
住友重機械工業 広報部
担当:赤堀 TEL:03-5488-8219
日立造船 東京総務部(広報)
担当:河井 TEL:03-3217-8418
スチールプランテック
担当:山下 TEL:03-5461-2808