FOMA対応の「sMobile」バージョン3発売
2002年01月11日
住友重機械工業株式会社(社長 日納義郎)は、携帯電話高速データ通信 サービスのFOMAに対応した、「sMobile」バージョン3を2月1日より発売 します。
「sMobile」は社内メールを携帯電話から利用するパッケージで、昨年5月から iアプリ対応のバージョン2を販売しています。今回、FOMA・iアプリに対応することで、従来の約40倍の高速通信が可能となります。FOMAの高速データ通信料金は、従来に比べて1パケット(128バイト)あたり最大で約90%近く低く設定されているため、社内データを送受信するための通信コストは大幅に削減されます。法人向けのシステムとしてFOMA・iアプリに対応した初のパッケージです。
このほか「sMobile」バージョン3では、ワンタイムパスワード(注1)への対応や非iアプリ(注2)端末での「なりすまし」防止など、機能の向上を図ることで使いやすくさらに安全で、かつ、導入の容易なパッケージとなりました。
当社では、意思決定のスピードアップと業務の効率化を推進する企業むけに 「sMobile」を開発し、昨年から販売しています。お客様のシステム環境に応じた高度なセキュリティ機能をもち実運用に耐えうる高い信頼性が評価され、現在はおよそ8千ユーザーに達しています。今後25万ユーザーを目標に拡販していきます。
【「sMobile」バージョン3の特長】
1 高速データ通信FOMAに対応
FOMAは、NTTドコモが提供する高速移動データ通信サービスです。従来のアイモードのデータ通信と比較し約40倍の高速データ通信が利用可能で、データ通信を頻繁に行う「sMobile」では、FOMA料金体系に適したコストメリットを最大限に活用することができます。なおiアプリ対応版の特長である(1) データ抽出機能による最大約40%の通信コスト削減能力とレスポンス向上、(2) 快適な操作性、(3)「なりすまし」防止機能の3つの長所はFOMA対応版でも継承しています。
2 ワンタイムパスワードに対応
セキュリティー面では、これまでの暗号化通信機能や独自に開発したネットワーク不正侵入「なりすまし」防止機能に加えて、バージョン3では、毎回パスワードを変えて侵入を防ぐワンタイム・パスワードを使っているネットワークにも対応が可能となりましす。お客様のセキュリティーレベルを維持したままシステムの導入ができるようになります。
3 非iアプリの端末でのセキュリティ強化
バージョン2では「なりすまし」防止機能を搭載しできるのはiアプリ版に限定されていました。iアプリでない携帯電話を使う場合はパスワードの漏洩など人為的なミスによってシステムに侵入される危険がありました。既に非iアプリの電話を利用している企業には、この-橋ことが導入の妨げになっているケースがありました。バージョン3は、非iアプリでも独自に開発した認証機能でこの問題を解決しています。これにより既存の資産を有効に活用しながら無理なくモバイル環境を構築できるようになります。
【システムの標準価格】
1ユーザーあたり 10,000円 (1,000ユーザー規模の場合)
(注1) ワンタイムパスワードとはカードサイズの装置に表示される毎回異なる文字の組み合わせをパスワードとして利用するシステムです。
(注2) 非iアプリとはiアプリが動作しないiモード携帯電話端末です。
※ 「FOMA」「iモード」「iアプリ」は株式会社NTTドコモの登録商標または商標です。