お知らせ
精密位置決め装置の生産能力を増強
2003年08月07日
住友重機械工業株式会社(社長 日納義郎)は当社岡山製造所(岡山県倉敷市)内の精密位置決め装置関連のクリーンエリアを拡張し、同製造所の生産能力を約3倍に増強します。
当社は本年2月から、岡山製造所内で液晶カラーフィルター用レジスト塗布装置に組み込む精密ステージを生産しています。今回クリーンルームの新設を行い、岡山製造所における位置決め装置の生産能力を年産35台から100台に引き上げます。拡張するエリアでは、レジスト塗布装置用のステージに加え、当社田無製造所(東京都西東京市)で製造している液晶パネル製造・検査装置用のガントリー移動型XYステージや、半導体製造・検査装置用の超精密XYステージなどの機種についても生産する予定です。拡張エリアの稼動は、本年10月中旬を予定しています。
現在、日本、韓国、台湾などの大手液晶パネルメーカーによって、液晶テレビなどの大型ディスプレィを生産できる最新設備への投資が活発に行われています。そのため大型液晶パネル製造装置に対応した大型ステージの需要が急速に高まっています。また、半導体分野も需要が回復基調にあり、極めて精密な位置決めが求められるXYステージの引合いも急増しています。当社では今後の受注量が、田無製造所と岡山製造所を合わせた生産能力を超えると判断し、岡山製造所内の設備の拡張を決定しました。