住友重機械工業のsMobile事業のライトウェルに対する事業譲渡について
2006年05月31日
このたび、住友重機械工業株式会社と株式会社ライトウェル(住友重機械工業100%出資子会社)は、住友重機械の「sMobile」(携帯電話等によるロータスノーツ活用システム)事業を、下記の通りライトウェルに事業譲渡することに合意しましたのでお知らせします。
1.事業譲渡の目的
「sMobile」(エスモバイル)は、IBMのロータスノーツ/ドミノに、携帯電話やPDAなどのモバイルクライアントからアクセスするためのシステムです。住友重機械工業が、自社内向けに開発したシステムをベースに、2001年から外販事業を行ってきました。
昨今、情報セキュリティニーズの高まりと、携帯電話の高機能化に伴い、「sMobile」の引合および受注件数が増大してきており、販売・開発・保守体制の強化が必要となってきました。 今回、情報システム事業を主務とするライトウェルへ事業譲渡することにより、事業体制の強化を図ります。
また、ライトウェルは、「sMobile」の開発、販売、保守だけでなく、携帯電話アプリケーション技術を新たな差別化技術として、この分野におけるソリューションビジネスへ進出し、事業拡大を図ります。ライトウェルの「sMobile」関連事業での売上は、2008年度に10億円を目指します。
一方、住友重機械工業は、情報システム外販事業であるsMobile事業をライトウェルへ譲渡することにより、経営資源の有効活用を図ります。
*「sMobile」は住友重機械工業の登録商標です。
2.事業譲渡の内容
「sMobile」に係わる全ての事業(システム開発、販売等)
3.事業譲渡実施日
2006年6月1日
<sMobileの概要>
(1)製品概要
企業内のロータスノーツ/ドミノを、携帯電話やPDAなどのモバイルクライアントからアクセスするためのシステム。単なるメール転送システムではなく、社内ノーツメール送受信やノーツDBへの直接アクセスが可能。
(2)主な特長
2-1携帯電話専用セキュリティサーバーを標準装備し、成りすまし防止、SSL通信による暗号化など、高いセキュリティ機能を確保し、海外でも利用可能。
2-2Java版とブラウザ版、PDA版の自動切換え機能により、各社携帯電話(ドコモ、AU、ボーダフォン、他)およびPDAで動作可能。
2-3マルチメディア機能により、メガピクセル携帯電話の静止画、動画をノーツメールとして送受信可能。
<住友重機械工業株式会社の概要>
本社所在地 〒141-8686 東京都品川区北品川5-9-11
設立 1934年11月
事業概要 一般産業機械から精密制御機械まで、各種産業機械の製造販売
資本金 308.7億円(2006年3月31日現在)
売上高 5,513億円(連結、2005年度)
代表者 日納 義郎(代表取締役社長)
<株式会社ライトウェルの概要>
本社所在地 〒111-0041 東京都台東区元浅草3-18-10上野NSビル
設立 1973年6月
事業概要 情報システム構築サービス、システム・コンサルティング、システム受託開発、ハード/ソフトの販売、システム運用サービス
資本金 4.8億円(住友重機械工業株式会社100%出資)
売上高 110億円(2005年度)
代表者 曽田 幸二(代表取締役社長)