お知らせ
射出成形機に新機種を追加
2008年01月29日
住友重機械工業株式会社(社長 中村 吉伸)は、全電動二材成形機に新機種を追加、販売を開始しました。これまで3種類であったラインアップが5種類に増え、顧客要望にきめ細かく対応できるようになりました。
二材成形機は、異なる2種類の樹脂を使用してプラスチック部品を成形する装置です。本装置の使用により、個別に成形した部品を組み合わせる工程が不要になると同時に、成形品の薄肉化・コンパクト化が図れます。
新製品の型締力は2,250キロニュートン(230トン)と2,740キロニュートン(280トン)の2種類で、これまでの730、1,270、1,960キロニュートンのものと併せ、幅広い成形品に対応ができるようになりました。また、金型反転速度(※)は業界トップクラスとなる0.8秒であり、生産効率向上にも大きく寄与します。主な対象市場は携帯電話や自動車部品などです。
■製品名
全電動二材成形機 SEHS-CI
■特長
1)業界トップクラス、金型反転速度0.8秒
サイクルタイムの短縮により、製品コストダウンに貢献します。
2)高い品質と信頼性
定評のあるSE-DUをベースにしており、型締力の低減やバリの混在解消など、
当社主力機種と同等の品質性能を確保しています。
■販売価格
標準仕様定価ベースで3500万円から
(補足)
金型反転速度
二材成形プロセスでは、金型を180度反転させることにより、異なる2つの樹脂を金型に注入する。