プロジェクト管理ソフト「Primavera」の販売を開始
2008年02月13日
株式会社 ライトウェル(本社:東京都台東区 社長:曽田幸二、住友重機械工業100%出資、以下:ライトウェル)は、ITエンジニアリング株式会社(本社:神奈川県横浜市 社長:財津雅成、以下:IT&E)と日本での再販売代理に関する基本契約を締結し、Primavera Systems Inc.のプロジェクト管理ソフトウェア「Primavera」(プリマベーラ)の販売を開始しました。
「Primavera」は、システム開発、新製品開発、エンジニアリング、建設、およびIT投資管理など、プロジェクト形態で事業を営む企業に対し、組織レベルでプロジェクト管理を大幅に可視化、効率化する製品です。本製品は、プロジェクト管理システムのデファクトスタンダードとして、世界164ヶ国、75,000社で使用され、日本では政府、金融、IT、自動車、先端技術、エンジニアリング、建設系など約200社で使用されています。
最新の「Primaveraバージョン6.0」では、個別のプロジェクト管理はもちろん、企業内全てのプロジェクト、リソースを一元管理できるため、経営者をはじめとした全プロジェクト関係者に対し、プロジェクト情報をリアルタイムに提供できるのが大きな特長です。これにより、スケジュール遅延やコストオーバーラン傾向を事前に察知し、適切に判断することで、プロジェクトの赤字や失敗を防止し、企業の利益向上に貢献します。
また、本製品は、プロジェクトマネジメントの事実上世界標準である「PMBOK®」や「EVM」を具現化しており、その実力から世界の多数のリーディングカンパニーで採用されています。このため、最近では欧米企業と日本企業の間などのプロジェクト情報共有プラットフォームとしても注目を集めています。2009年4月に予定されている「工事進行基準」において重要なプロジェクトの可視化にも役立つツールです。
これまで、「Primavera」は、IT&Eが日本総代理店として販売を行ってきましたが、今回当社がIT&Eより再販代理権を獲得したことにより、より多くのお客様にサービスの提供ができるようになりました。当社は親会社である 住友重機械工業株式会社にて培った製造業のノウハウを生かし、今後、エンタープライズ・プロジェクトマネジメント (EPM)市場への事業拡大を強化し、Primavera製品販売、 PM(プロジェクトマネジメント)コンサルティングサービス、 ERP等基幹システムとの統合サービス、PM教育サービスなど、 IT&Eと協業にてプロジェクトのライフサイクルにわたる一貫したソリューションの提供を行い、お客様の課題解決に貢献していきます。
◆ 株式会社ライトウェルについて: http://www.lightwell.co.jp
住友重機械工業(株)の100%子会社で1973年設立されました。 東京本社、大阪、名古屋、広島、愛媛に事業所を有し、コンサルティング並びに、ハードウェアからソリューションの提供、運用保守まで幅広く活動しているIT企業です。 日本アイ・ビー・エム(株)のビジネスパートナーとして実績を持ち、IBM製品およびCADビジネスを中心とし展開しています。 また、カード会社へのデータマイニングやモバイルビジネスとしてsMobile、クライアントの資産/セキュリティ管理としてLAMソリューションを提供し、IT業界のリーディングカンパニーを目指しています。
◆ ITエンジニアリング株式会社について: http://www.ite.co.jp
プラントエンジニアリングカンパニーの千代田化工建設(株)とポンプ等製造、エンジニアリング大手の(株)荏原製作所の合弁資本(50:50)によるIT企業。 グローバルレベルの製造業、エンジニアリング業のノウハウをベースとした 「ITをエンジニアリングする会社」として、 お客様の経営課題解決のためにソリューションを提案し、設計、導入、運用に至るまでを責任を持って実施サポートする 「ITエンジニアリング・コントラクター企業」を目指しています。
◆ Primavera Systems Inc.について: http://www.primavera.com
1983年に米国に設立されたプロジェクトマネジメントツール開発・販売のリーティングカンパニー。本社:Philadelphia, Pennsylvania, USA。製造、建設、情報システム開発、企業内IT部門、エンジニアリング、設備保全、通信などの産業において、 既に42,000社以上の企業をサポートしています。 代表的製品であるPrimavera Project Planner(P3)は世界のA/E/C業界(建設、エンジニアリング)では世界標準なっている。 "エンタープライズ・プロジェクトマネジメント"や"Management by Projects" といわれるように企業規模でのプロジェクトマネジメント遂行に対応した製品「Primavera ver.6.0」もリリース。 業界毎に特化したエンタープライズ・プロジェクトマネジメント・ソリューションを提供しています。
※製品に関するお問合せは、下記までお願い致します。
株式会社 ライトウェル 第二ソリューション事業部 EPMチーム
TEL : 03-5828-9409 FAX : 03-5828-9249
e-mail: epm-sales@lightwell.co.jp
【用語説明】
PMBOK(the project management body of knowledge)
ピムボック / ピンボック / プロジェクトマネジメント知識体系
米国プロジェクトマネジメント協会(PMI)が提唱する、プロジェクトマネジメントのための標準的なフレームワーク。プロジェクトを実施する際の基本的な考え方、手順をまとめたもの。
EVM(earned value management)
アーンドバリュー・マネジメントシステム / 出来高管理システム
作業の進ちょくや達成度を(通常は)金銭的に表現したものであるアーンドバリュー(earned value)を統一的な尺度として、プロジェクトのパフォーマンス(コスト、スケジュール)を定量的に測定・分析し、一元的な管理を行うプロジェクト管理手法のこと。
工事進行基準
長期請負工事契約に関する会計上の収益認識基準の1つ。工事期間中、目的物が完成に近づくにつれて徐々に収益が発生するものと考え、工事の完成度合いに応じて工事に関する収益と原価を計上し、各会計期間に分配する方法。
EPM(Enterprise Project Management)
現在の企業を取り巻く激しい環境変化の中で、企業活動を複数のプロジェクトととらえ、 プロジェクトマネジメント手法を活用して経営革新を行う方法。
ERP(enterprise resource planning)
イーアールピー / 企業資源計画 / 経営資源計画
生産や販売、在庫、購買、物流、会計、人事/給与などの企業内のあらゆる経営資源(人員、物的資産、資金、情報)を有効活用しようとする観点から、これらの経営資源を企業全体で統合的に管理し、最適に配置・配分することで効率的な経営活動を行う経営手法。