排水処理事業の海外技術供与について
2009年02月10日
住友重機械エンバイロメント株式会社(本社:東京都品川区 社長:名出康雄 住友重機械工業100%出資)は、マレーシアにあるオクネット・ウォーター・テクノロジー株式会社(以下、OWT社)に、民間工場向け排水処理の技術供与を行うこととし、2月5日にライセンス契約を締結しました。同社が海外メーカに排水処理の技術供与を行うのは、今回が初めてになります。
契約範囲は、嫌気性処理、好気性処理など、民間排水処理技術全般です。住友重機械エンバイロメントは、住友重機械の水処理事業部門として、1961年よりスタートし、2007年に分社をしました。現在までに数多くの実績と高い技術を保有しています。これまで国内市場を中心に事業を行っていましたが、今回の契約を機に東南アジアにおける民間排水処理市場への展開を進めていきます。
技術供与先のOWT社は、1993年に設立された地下水調査、井戸採掘事業、下水処理事業などを手掛ける企業です。これまで民間向けの実績は少なかったのですが、今後この市場に本格参入することにより、事業の拡大を狙います。対象は日系企業やパーム油生産工場などです。環境問題に対する意識の高まりとともに今後需要が伸びると期待されます。
3月5日には、マレーシア現地にてマレーシア環境省、プランテーション産業・商品省をはじめとする関係30団体以上を招待し調印式を行います。
<OWT社について>
会社名:Ocned Water Technology Sdn. Bhd.
住 所:No.50, Jalan USJ 9/5P Subang Business Centre, 47620
Subang Jaya, Selangor Darul Ehsan, Malaysia
設 立:1993年3月
資本金:約MRY 1,000,000
社 長:Dennis Tan Soo Huang
売上高:約7億円