優秀省エネルギー機器表彰 日機連会長賞の受賞
2014年01月23日
この度、平成25年度(第34回)優秀省エネルギー機器表彰(主催:一般社団法人日本機械工業連合会)において、住友重機械エンバイロメント株式会社(本社:東京都品川区 社長:牛山仁司 住友重機械工業100%出資)が開発した「斜流型ジェットポンプ式揚砂機(スミジェッター®Ⅱ型)」が「日本機械工業連合会会長賞」を受賞しました。
本賞は、省エネ性能に優れた産業用機器の開発、実用化を通じて、エネルギーの効率的利用の促進に貢献していると認められる企業、団体等を表彰する制度です。
ジェットポンプ式揚砂機は、下水処理場などの沈砂池で使用され、沈降し集められた沈砂を、加圧水を利用して移送する装置です。本装置を利用したシステムは、機械式揚砂システムに比べて、機器点数、維持管理性、臭気、作業環境などの問題が改善できるため、近年多く採用されています。しかし、加圧水ポンプに大きな動力を必要とするので、地球温暖化防止対策、省エネ対策などが推進される中、その動力低減が求められていました。
「斜流型ジェットポンプ式揚砂機(スミジェッター®Ⅱ型)」は、ジェットポンプ部噴射ノズル構造を最適化し、圧力損失の低減に取り組みました。その結果、従来技術(※)に比べ、約4割以上の動力削減を実現しました。これにより、加圧水ポンプが低容量化し、電気設備も含めたイニシャルコストが削減できるとともに、ランニングコストの低減にも寄与します。
これらの開発が評価され「日本機械工業連合会会長賞」を受賞することができました。当社グループは、今後も製品や生産活動を通して、環境保全に貢献する企業を目指していきます。
※従来技術:日本下水道新技術機構発行 集砂ノズルを用いた揚砂ポンプシステム 技術マニュアル -2005年3月-
【装置構成図】