新型射出成形機「SEEV-A-HD」を発売開始
2015年08月31日
住友重機械工業株式会社(社長 別川俊介)は、プラスチック射出成形機に新シリーズを投入、8月31日より販売を開始します。今回発売する全電動中型射出成形機SEEV-A-HDは、ご好評いただいておりましたSE-HDZの後継機で、さらに大きな金型を搭載することを実現した成形機です。また、全電動小型射出成形機SEEVシリーズの持つ成形安定性を継承することで、成形品の生産性向上に大きく寄与します。
■全電動中型射出成形機 SEEV-A-HD
1) アップグレーディング&ダウンサイジング
従来の4機種(220t、280t、350t、450t)に加えて、中間機種をラインナップし合計8機種にすることで、お客さまの金型に合わせた最適な成形機を選択することが可能となりました。また、型開ストロークやタイバー間隔の拡大、フレーム剛性の向上により、より大きな金型を搭載することを実現しました。
2) 小型SEEVシリーズの継承
型締力の低減を可能とするために、Zero-moldingをはじめとして、小型SEEVシリーズで採用されているさまざまな技術を搭載しました。型締力を低減することで、これまでより小さい成形機を選択することが可能となるとともに、高精度の成形を実現し、金型のメンテナンス周期を延ばすことができます。
3) 新機能の搭載
成形機の振動を低減するために、新機能である制振加減速制御S-MOVEを搭載しました。また、小型SEEVシリーズから採用したタッチパネル式コントローラをさらに進化させて使いやすさを向上しました。
【販売価格】 標準仕様定価ベースで2,700万円~(税別)(385t)
【販売目標】 年間600台
【型締力】 2,200キロニュートン(220t)、2,500キロニュートン(250t)、2,800キロニュートン(280t)、3,150キロニュートン(315t)、
3,500キロニュートン(350t)、3,850キロニュートン(385t)、4,500キロニュートン(450t)、5,000キロニュートン(500t)
当社は、10月7日から10日にポートメッセなごやにて開催される「2015名古屋プラスチック工業展」に出展いたします。今回発売の機種を展示し、成形実演およびセミナーを行います。