新型射出成形機「SEEV-A-HD CT-6 spec.」を発売
2019年10月10日
当社の容器市場向け高速充填・ハイサイクルを特徴とした電動射出成形機SE-HSZ-Pack、SE-HSZシリーズは、消費電力の削減(油圧機対比マイナス50~80%)と容器薄肉化によるCO2削減といった環境対応に優れる成形機としてご評価いただいています。
今回、新たにお客様のご要望にお応し、CT-6 spec.機の販売を開始しました。ベース機種SEEV-A-HDシリーズに“CT-6 spec.機”を加えることで、コストパフォーマンスに優れたハイサイクル成形を提案し、容器市場の様々なニーズにお応えしてまいります。
1)高速射出性能の向上
デザート容器のような薄肉容器から化粧容器のような厚肉容器まで幅広く対応できる射出速度を有し、幅広くお客様のニーズにお応えできる成形機です。
2)耐久安定性の向上
クロスヘッドの直進性向上(※1)、トグルブッシュ(※2)の長寿命化などハイサイクル成形での高い信頼性を実現しました。
3)金型搭載能力の向上
タイバー間隔を拡大し、従来機種であるSE-HSZ-Pack、SE-HSZに比べ大きな金型(※3)を搭載することが可能になりました。これにより成形機ダウンサイジングの実現と幅広いラインナップで成形現場の設置面積を縮小し、スペースの有効活用に寄与します。
※1)型締め動作の振動をおさえ、より真っすぐ動作できるようになりました。
※2)型締め機構の摺動部になります。
※3)350tonクラスで比較すると、従来機種SE-HSZ-Pack、SE-HSZのタイバー間隔760mm×710mmに対して、SEEV-A-HD CT-6 spec. のタイバー間隔は830mm×830mmのため、より大きな金型を搭載可能です。