イオン注入装置の新工場建設に関するお知らせ
2020年10月27日
住友重機械工業株式会社(社長:下村真司)は住友重機械イオンテクノロジー株式会社(本社:東京都品川区、社長:月原光国、住友重機械工業株式会社100%出資、以下:SMIT)のイオン注入装置に関する新工場の建設を決定しましたので以下のとおりお知らせします。
1.新工場建設の目的
世界の半導体市場規模は5G・6GやAI、新型コロナウイルスによるIT需要増の影響もあり、今後も堅調に伸びると見込まれます。その中でもSMITのイオン注入装置の主要マーケットであるイメージセンサーはスマートフォン、電気自動車・自動運転などの需要を追い風に当面は高い成長率を維持すると予想されます。
今後のさらなる事業拡大ならびに生産および物流の効率化を図るため、新工場の建設を決定いたしました。新工場は既設の工場に隣接した場所に建設予定です。
2.新工場の概要
(1)所在地 愛媛県西条市今在家1501
(2)投資総額 約110億円
(3)生産能力 既存設備と合わせて現状の2倍
(4)建築面積 17,686㎡
(5)延床面積 35,692㎡
(6)日程 着工予定日:2021年3月
竣工予定日:2022年7月
3.SMIT概要
(1)事業概要 イオン注入装置の開発、製造、販売およびサービス
(2)工場所在地 愛媛県西条市今在家1501
(3)設立 1983年4月
(4)資本金 4億8千万円
(5)売上高 約320億円(2019年度)
(6)従業員数 448名
4.イオン注入装置とは
イオン注入装置は、半導体素子構造の材料となるシリコンウエハに、加速させたイオンを注入する装置です。
パソコン・スマートフォン・車などをはじめとして、さまざまな電気製品の中に搭載されている半導体デバイスの製造に不可欠です。