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船舶監視システムAVEDAS(Automatic Voyage & Engine Data Acquisition System)の設計基本承認取得のお知らせ
2022年06月20日
住友重機械マリンエンジニアリング株式会社(社長:宮島康一 住友重機械工業(株)100%出資、以下当社)は、2022年6月15日に、船舶監視システムAVEDAS(Automatic Voyage & Engine Data Acquisition System)の設計基本承認をロイド船級協会から取得しました。
近年、船舶における通信環境の整備とともに、サイバー攻撃のリスクが高まり、国際的にも大きな関心が寄せられています。このような背景のもと、当社は通信機能を持つAVEDASに対して、サイバー脅威に対する安全性を証明するためにリスクアセスメントを実施し、その対策が十分であることが認められました。本承認は、ロイド船級協会とサイバーセキュリティー審査で定評のあるNettitude社に審査いただきました。また、AVEDASの開発には、株式会社ライトウェルの支援、ならびに古野電気株式会社のFOP(FURUNO Open Platform)※を採用しています。
※ FOP(FURUNO Open Platform)について
https://www.furuno.com/jp/marine-dx/data/#Accumulation
本承認は造船所としての取得ですが、実船では船主殿のセキュリティー対策も求められます。今後も継続して船主殿にご協力いただきながら、実船におけるサイバーセキュリティーのさらなる強化も図ってまいります。
当社は、今後も技術力・開発力を駆使して社会のニーズに応え、お客様に安心してご使用いただける船を提供し続け、持続可能な海運業界の発展へ貢献していきます。