「葉山浄化センター等整備・運営事業」の工事請負契約及び包括管理委託契約を締結 ~水処理設備増設や監視制御システム等の設計・建設と維持管理業務を包括的に実施~
2023年05月23日
住友重機械エンバイロメント株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:永井貴徳、住友重機械工業株式会社100%出資)が代表企業を務める企業グループは、葉山町(町長:山梨崇仁)と「葉山浄化センター等整備・運営事業」の工事(設計・建設一括)請負契約及び維持管理運営業務委託契約を締結しました。
本事業は、葉山浄化センター水処理4系設備増設、監視制御更新、葉山中継ポンプ場3号汚水ポンプ設備の増設、遠方監視設備の更新に関する設計建設業務と既設を含めた各施設の包括的維持管理を一体的に行うものです。当社を代表企業としメタウォータ株式会社を構成員とする設計建設JVと、同じく当社を代表企業とし株式会社不二テクノを構成員とする維持管理JVが各事業を担っていきます。
当グループは、本事業提案時に掲げたコンセプト「良好な水環境を未来の世代に引き継ぐ」の基に、事業を効率化させるとともに、暮らし、産業を支える下水道の持続に貢献し、地域の皆さまへ安心を提供できるよう努めていきます。
1. 事業概要
1)事業名 葉山浄化センター等整備・運営事業
2)主な事業実施場所 葉山浄化センター 神奈川県三浦郡葉山町長柄1735番地
葉山中継ポンプ場 神奈川県三浦郡葉山町一色2516番地
3)契約金額 2,483,800,000円(税込・工事請負契約と維持管理業務委託契約の合算)
4)事業方式 PFI※1手法を参考としたDB※2+包括的民間委託方式
5)事業期間 設計・建設:2023年5月8日(本事業契約日)~2025年3月31日
維持管理:2023年8月1日~2027年3月31日(既設施設)
2025年4月1日~2027年3月31日(増設・更新設備)
6)事業内容 葉山浄化センター(水処理第4系列設備増設、監視制御更新、圧送管更新)
葉山中継ポンプ場(3号汚水ポンプ設備増設、遠方監視設備更新、吐出管増設)
葉山浄化センター(し尿等下水道投入施設含む)、葉山中継ポンプ場、
マンホールポンプ32カ所の維持管理業務
2.プラントの特長および事業の概要
・設計・建設事業と維持管理事業の代表企業が全体を一体管理することにより、円滑な事業実施を実現
・既存躯体の有効利用と処理システムの最適化で良好な放流水質を確保
・老朽化が進む監視制御設備の早期更新による安定稼働を実現
・クラウド利用によるICT技術支援、BCP支援を実現
・葉山町の皆様が下水道に気づき、興味を持ってもらう広報活動を実施
※1 PFI:Private Finance Initiativeの略。民間資金とノウハウを活用した社会資本整備
※2 DB:Design-Buildの略。施設の設計、建設について民間事業者が包括的に実施する手法